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パイロットの世界

2020.05.13

パイロットの世界

PILOT=操縦士である。

パイロットは大きく分類すると「自家用操縦士=Private」「事業用操縦士=Commercial」になる。 これは車社会では白ナンバーの自家用免許と緑ナンバーを運転する二種免許と一致する。
次に分類するのは、発動機(エンジン)が1つかそれ以上かで分かれる。 それを「単発=Single」「多発=Multi」と分類する。 例えば「自家用単発=Single Engine Land Private」という免許になると、“自家用機で一つの発動機(エンジン)搭載の航空機”の 操縦資格があるということである。 「事業用多発=Multi commecial」となるとパイロットとして発動機2つ以上の航空機を操縦して、しかも お金を貰えるということだ。 「自家用操縦士」でも「多発」の項目があるのであるが、お金は貰えない。 自家用車に人を乗せてもお金を貰えないのと一緒である。
自家用=個人の趣味
事業用=お金が稼げる
さて、今時点で4つに分類されたわけであるが、さらに分類すると「計器飛行証明=IFR」という 免許が出てくる。 これは「自家用」も「事業用」も共通の免許で、この資格を持っていれば、悪天候で 視界が良くないときでも「航空交通管制=ATC」から指示を貰い、安全に目的地まで誘導してもらえる利点がある。 エアラインの飛行方式は全てこの「計器飛行」を前提としているので、そのパイロットは皆「計器飛行証明」という資格を持っている。
それではここで具体的なパイロットの仕事別の資格を説明する。
1.自家用操縦士免許・・・「単発」のみの資格であればセスナ機のエンジン1基を操縦できる。ただし、天気が良くて「有視界飛行=VFR」で飛行出来る天候に限られる。
2.同じく・・・「多発」を持っていれば、エンジン2基以上の航空機を操縦できるが、天気が良くて「有視界飛行=VFR」・・という条件に変わりはない。
3.同じく・・・「単発」でも「多発」でも「計器飛行証明」を持っていれば、悪天候の飛行で「航空交通管制=ATC」からの誘導を提供され、安全な高度と安全な航路を指示される。ただし、航空機がこれらの悪天候に対応4できる「装備品」を有することが絶対条件となる。
4.事業用操縦士免許・・・「単発」。自家用操縦士と条件は同じでああるが、有償で人を乗せたり、貨物を運んだりできる。
5.同じく・・・「多発」。上記と同じである。
6.同じく・・・「計器飛行証明」。事業用に準じ、有償行為が可能となる。
以上の事から判るように、「自家用」は単に自分のみの飛行で、「事業用」は有償で飛行するということがお分かりいただけよう。 「自家用」はともかく、「事業用」を有しているは、人、貨物を有償で輸送することが出来るので、「遊覧飛行」「空中写真撮影」「宣伝飛行」「航空測量」「航空宅配」などの業務を有償で飛行できるのである。これに「多発」「計器飛行証明」などを持っていれば、より遠くにどんな天候でも安全に飛行できることになる。 これらの免許を有しているパイロットは概して「プロ・パイロット」と呼ばれる。

ところが、ここでもう一つ「プロ・パイロット」と呼ばれる人たちが存在するのである。それは「警察航空隊」「海上保安庁航空隊」「防災航空隊」「ドクターヘリ操縦士」などである。

これらに従事するパイロットは基本的に「自家用操縦士・多発(単発もあり)・計器飛行証明」の資格を有していれば良い。「事業用資格」が不要なのは、これらの世界の飛行が「有償」ではないからである。しかし彼ら(彼女ら)は「プロ・パイロット」と呼ばれるのである。
さて、これまで一般的なパイロットの資格を述べてきたが、ではエアラインのパイロットはどのような資格が必要なのであろうか?
それは「事業用・多発・計器飛行証明」に加え、「航空運送事業用」「定期航空運送事業用」の資格が必要なのである。
自家用、事業用ともに「操縦士免許」資格以外にも有していなければ航空機を操縦することは不可能なものがあり、それは「航空身体検査証明証」「航空無線従事者免許状」である。
このように操縦資格だけではなくそれらに付随する様々な資格が必要ではあるものの、まずは「自家用操縦免許=Private」が後にも先にも一番重要な要素となるため、ここでの基礎訓練を怠ることなく頑張っていただきたい。

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